元々、おもちゃづくりに関わりたかったという夢もあり、大学を卒業してからは、一貫してキャラクターグッズやファンシー雑貨などの商品開発に携わってきました。引っ越しをするという個人的な事情で転職活動することになったのですが、社長が中国の方であることに興味を持ち、タピオカへの入社を決めました。
企画や営業の実務に関わることはあまりなく、主に部員の管理をしています。入社したばかりの頃はまだ人が少なく、いまのような体制が整っていませんでしたが、社長が経営方針を明確にしていたので、彼の意図を汲みながらそれをどう実現するかに取り組んできました。会社の成長が速く、スタッフが増え続けているので、組織が円滑に回るよう、社長と一緒になってマネジメントを行っています。
部員は優秀な人たちばかりなので、特に教育することはありませんが、困りごとなどの相談に乗っています。ライセンス関係や商品開発の仕事をずっとやってきたので、それらの経験を元にアドバイスしています。

たとえば提案をライセンサーに断られた際に、どう反応するのがベストなのか。「ライセンサーを説得するために、この情報を伝えたほうがいいのではないか」とか「こういう言い回しのほうが、相手は動かされるのではないか」といったようなアドバイスをしています。
人員が増えたので、一人ひとりが抱えている案件のすべてを見ることはできませんが、メンバーそれぞれがしっかりやってくれているので、信頼しています。みんなが真剣に仕事に向き合ってくれているので、恵まれています。
企画営業の部員に限らず、採用の面接も担当しています。いちばん重視するのは前向きさ。引っ込み思案だったり、仲間のことを考えられなかったりする人は、難しいです。デザイナーの場合は即戦力として働いてもらわなければならないので、経験や実技も見ますが、それさえあればいいのかというと、決してそうではありません。コミュニケーション能力がなければ、この会社では務まりません。

この仕事は一人ではできないので、みんなで考えながら進めていくことが大事です。商品をたくさん売ることが最終的な目的ではありますが、商品開発に向かってすべての部署が力を合わせて取り組んでいく。そこに面白さを感じています。製造の部分に関しては多くのハードルがありますが、グループ会社が工場との交渉や調整をしてくれるので、心強いです。
みんなが自分の持ち場で気持ちよく仕事をしていると、調整してよかったと思いますし、やりがいを感じます。それに商品を手にするお客さまを売り場で見ると、自分が直接関わっていなくても、チームでつくった商品なので本当に嬉しいです。
これからもみんながより働きやすい環境をつくり、一人ひとりが気持ちよく働いて自分の力を発揮できる会社にしていきたいです。