PERSON 06
これからもどんどん商品を世に出していきたい
企画営業
N・M 入社:2022年
10年以上勤めた会社を辞め、未経験の企画営業に挑戦
オタクでゲームが好きだったので、そうした分野の仕事に関わりたいと思い、専門学校ではグラフィックデザインを学びました。卒業後はそのスキルを活かし、キャラクターグッズのメーカーでデザイナーに。10年以上勤めたので、そろそろ環境を変えたいと思ったのが転職のきっかけです。
タピオカもデザイナーとして応募したのですが、その経験を買われ、面接で企画営業をやってみないかと打診されました。グッズ制作に関わる仕事であれば、デザイナー以外にもいろいろ経験してみたいと考えていたので、挑戦してみることに決めました。
前の職場では人とコミュニケーションをとる機会が少なく、アニメ会社や出版社などライセンサーを訪問することはなかったので、最初は戸惑いもありました。それでも先輩に同行させてもらうことで、お客さまとの会話の仕方や商談の進め方などを学び、自分一人で担当できるようになりました。
デザイナー経験を活かして商品の展開を想定
ライセンサーに企画を提案し、キャラクターグッズの商品化を実現するのが主な業務です。たとえばある作品のキャラクターのぬいぐるみや缶バッチを販売する企画を立てたら、ライセンサーに許可をいただきに行きます。
許可をもらう際に「その時期は他社が商品を発売するから違う月にしてください」といったようなことを言われることがあり、調整が必要になります。ライセンサーによってルールが違ったり細かったりするので、それらをすべて把握するようにしています。デザイナーをしていたおかげで、このキャラクターだったら何点くらいの商品を展開できそうだという見当がなんとなくつくので、前職の経験が活きています。
メールのやり取りだけだと、話が進まないこともあるので、会社に伺って直接お話をすることが大事です。それによって、ほかの作品を紹介していただいたり、別の部署につないでいただいたりと、ライセンサーと良好な関係を築くことができます。
自分が好きなタイトルの商品をたくさん出したい
タピオカには挑戦しやすい環境があり、「これをやりたいです」と言うと、すぐにチャレンジさせてもらえます。たとえば以前、アニメ『おそ松さん』の商品を出したいと提案したら、やろうという話になり、商品化を実現できました。自分のアイディアひとつで商品化できるのは、デザイナーのときとは違う喜びです。ただ、有名な作品の商品は出尽くしてしまっているので、新しい作品やキャラクターを探すために、常にトレンドに対してアンテナを張っておく必要があります。
一方で、自分で何でも決めなければならない責任もあり、難しさもあります。企画を出すときは、ライセンサーの監修やサンプルの作成、商品の生産にどれくらい時間がかかり、いつ頃にリリースできるかといった計画を立てなければなりません。契約期間内でないと商品を販売できないので、生産管理の担当者からも意見を聞き、期日に間に合うよう計画を立てます。
抱えている案件の数が多く、一つひとつのスケジュールを管理するのは大変ですが、これからもどんどん商品を世に出していきたいです。そして、タピオカの認知度が上がり、自分の好きなタイトルの商品をたくさん出せるように頑張っていきたいです。